「キング・オブ・ポップ」と呼ばれ、世界中の音楽ファンを魅了したマイケル・ジャクソン。代表曲といえば「Thriller」や「Billie Jean」などのポップスを思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、彼がクラシック音楽からも大きな影響を受けていたことは、意外と知られていません。マイケル自身も、幼い頃からクラシック音楽に親しみ、チャイコフスキーやモーツァルト、ドビュッシー、プロコフィエフなどの作曲家を好んでいたことを語っています。
目次
- マイケルが愛したクラシック音楽
- チャイコフスキーから受けた影響
- ジャンルを超えた音楽づくり
1. マイケルが愛したクラシック音楽
マイケル・ジャクソンは、R&Bやソウル、ファンク、ロックだけでなく、クラシック音楽にも関心を持っていました。
特にチャイコフスキーから強い影響を受けたと語っており、「くるみ割り人形」などの作品に触れながら、作曲について学んでいたとされています。
また、ドビュッシーの「月の光」やプロコフィエフの「ピーターと狼」などにも言及しており、クラシック音楽を単なるBGMではなく、創作のための重要な音楽として捉えていたことがうかがえます。
2. チャイコフスキーから受けた影響
マイケルがチャイコフスキーから得た刺激として、特に興味深いのが「一曲一曲の完成度」に対する考え方です。
マイケルは、チャイコフスキーの作品を聴いた経験から、ポップスのアルバムも収録されるすべての曲を素晴らしい作品にできないか、と考えるようになったと語っています。
これは、単にヒット曲を生み出すのではなく、アルバム全体を一つの完成された作品として考える姿勢につながっています。
一曲のメロディだけでなく、楽器の重なりや展開、作品全体の構成までこだわる。その姿勢には、クラシック音楽から得た発想が感じられます。
3. ジャンルを超えた音楽づくり
もちろん、マイケルの音楽を「クラシック音楽」と呼ぶことはできません。彼の作品は、R&B、ファンク、ロック、ポップスなど、さまざまなジャンルの影響を受けて生まれています。
しかし、そこにクラシック音楽から得た音楽的な感性が加わっていたことは、彼の創作を理解するうえで興味深いポイントです。
さらに晩年には、自身の楽曲をオーケストラ作品として発展させる構想にも取り組んでいました。これはクラシック音楽への関心が、単なる「好きな音楽」にとどまらず、自身の創作活動にもつながっていたことを示すエピソードです。
マイケル・ジャクソンの音楽を聴くとき、ダンスや歌だけでなく、メロディ、リズム、音の重なり、そして作品全体の構成に耳を傾けてみるのも面白いでしょう。
クラシック音楽は、決して遠い存在ではありません。
マイケル・ジャクソンという世界的なアーティストを入り口にすれば、クラシック音楽の新たな魅力にも気づくことができるかもしれません。